「押し寿司に涙  あぁ 母よ!」 女子会開催後記 by 大浦悦子

 去る1117日(土)に押し寿司の講習会を四谷・隠れ岩松さんのお店を借りて行いました。

 40数名の皆様が集まりワイワイがやがやと楽しく押し寿司を学ぶことが出来ました。扇や梅、桜型の押し寿司が出来上がりますと皆様の口から「うわーきれい!」と感嘆の声が上がっておりました。
平戸からお呼びした根獅子の川上利惠子先生は、ほがらかで明るく長年教員をなさっているので私たちへの教え方は分かりやすく的確でした。川上先生のご厚意で今回は押し寿司だけでなく「かから団子」も一緒に作って頂きました。平戸では修学旅行生の体験プログラムにも組み込まれています。女子会のためにかからの葉を5月頃取り冷凍してくれていました。また、団子の粉は上京する直前に挽いて持ってきてくれました。かからの葉のかほりとだんごの味が一瞬にして田舎の田植えの頃へと連れて行ってくれました。川上先生には本当に感謝しております。 

 懇親会の席では食育インストラクターの三木春枝講師が「知って得する食のあれこれ」という題で「体に良い塩」についてお話頂きました。世界の代表的な塩をお持ちになり味比べを体験致しました。貴重なお話を有り難うございました。
 次に平戸が故郷とおっしゃる諫見統臣さんのハーモニカ演奏で45年卒の御崎京子さん先導のもと「ふるさと」を大合唱致しました。 

 そして、いつもながらの感想発表へと続きます。「40年ぶりに押し寿司を食べました」「皆さんと押し寿司を体験できて良かった」など嬉しい感想を寄せてくれる人がほとんどでした。その中のお一人の方が「ふるさとの母の味を思い出しました」と言った途端、感極まり泣き出しましたのでこちらまでもらい泣きしました。ふるさとの味と母はいつもセットになって私たちの心の中に存在しているのだなぁと改めて思いました。「あぁ 母よ!優しい母 苦労した母 いつも田舎から応援し続けてくれた母 本当に有り難うございます。」 押し寿司をいただきながら母に感謝した瞬間でした。 

 この企画は私が長年温めていたものですが、これを実行に移させてくださったのは平戸高校同窓会会長の立石尚光さんです。根獅子の川上茂次さんとお知り合いで話を通して頂きました。この場を借りて御礼を申し上げます。 

 最後に素晴らしい先輩、スタッフをご紹介致します。この方々の力が女子会を成功へと導いてくださいました。41年卒の北村小夜子さんのご主人北村 勲さんは夜なべして押し寿司にのせる錦糸卵と美味しい具入り卵焼きをたくさん作って頂きました。とても美味しかったです。感謝!
 41年卒の有馬サチ子さん、山口惠子さんは9時に駆けつけお米をといだり洗い物をして助けて頂きました。感謝!
 若手交流会に参加しなくてはならない忙しい身でありながら顔を出し挨拶してくださった増山義也会長に感謝!
 おいしい長崎みかんを差し入れてくれた幹事長の松元貴昭さんに感謝!
 お祝いを包みたくさんの人を呼んでくださった伊崎満雄さんに感謝!
祝電を送ってくださり女子会に華を添えてくださった黒田成彦平戸市長に感謝!
 隠れ岩松さんと交渉してくれ、いつも優しく女子会をサポートしてくださる北原秀紀さんに感謝!
 平戸まで行って川上先生と細かい打ち合わせをしてくれた田島キミヨさん。重いお釜を背負い、手には大きな寿司桶を運んでくれた鈴木万千子さん。テキパキと段取りを指示してくれた真辺紀子さん。どの人も頼もしいスタッフでした。感謝!
 まだまだ紹介しきれない位、たくさんの方々に支えられてこの会は運営されました。ご参加頂いたすべての方へ改めて御礼申し上げます。 

 最後の最後に川上利惠子先生のご主人様より頂いたメールを少しだけご紹介致します。「今回はご盛会の由!何よりの交流でしたね。皆様の団結と熱意で成功したものと、改めて猶興人脈の高さと連なりを実感しました。世界の東京に平戸松浦藩領伝統食祝い膳押し寿司料理を普及拡大させてください。ますますのご盛会と皆様のご健勝をお祈りします」
 川上茂次さんも遠い平戸より私たちの成功を祈ってくれていました。感謝! 

 私は皆さんの喜んだ顔を思い浮かべながら「ツゥラッタッタ♪」と足取りも軽くスキップしながら家へ帰りました。 

『猶興の女性たちよ、良き人生を!』

『猶興の男性たちよ、良き人生を!』

猶興女子会
 代表 大浦悦子

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