第4回猶興女子会の報告 【子どもの頃食べた鯨料理を再現!笑顔満開♪】

日本は今年7月から31年ぶりに商業捕鯨が再開されました。そこで女子会でも子どもの頃食べた鯨料理を学んでみようと思いました。
鯨は捕鯨量が少なく一般の人が食べる機会はほとんど無くなりました。特に若い世代は口にしたこともないかもしれません。しかし、捕鯨の町生月ではお正月には今でも欠かせない食品です。
東京の人に話を聞いてみますと60歳代以上の人は鯨の竜田揚げ、さらし鯨の酢味噌添えなどよく食べたそうです。鯨は日本人にとって大切な食品で、栄養面でも優れています。
この機会に鯨料理を学んで食卓に出して頂けたらと願っています。

11月23日(土)に第4回猶興女子会は四谷隠れ岩松四谷店にて開催されました。
当日は雨がしとしと降り続き肌寒い感じでした。
9時30分に開場、続々と人が集まり料理が始まりました。
今回のメニューは、
  1.ミンク鯨の刺身
  2.じりじり鍋(鯨のすき焼き)
  3.鯨の竜田揚げ
  4.鯨のなます
  5.さらし鯨酢味噌添え
  6.混ぜ寿司
今回実習しましたのはじりじり鍋、鯨のなます、さらし鯨、混ぜ寿司の4品でした。他の料理は隠れ岩松さんにお願いして作って頂きました。

女性たちはそれぞれの持ち場で楽しくおしゃべりしながらも手さばきは見事でした。
2升炊きの大釜でつやつやとしたご飯を2回も炊きあげた51年卒の高木寿子さん、日本一の寿司飯炊きの名人です。寿司酢の混ぜ具合も具の混ぜ具合も最高の腕前でした。たくさんの方より「混ぜ寿司最高!」とメールをいただきましたよ。
41年卒の山口惠子さんと有馬サチ子さんは料理の大ベテラン!大根に塩を振るとき「そんなちょっとじゃ駄目、これくらい、と大胆に塩を振りました。」やはり、先輩には敵いません。そして一番に来て働いてくださるお二人に感謝しています。
48年卒の菅谷信子さん、すき焼き鍋を担いできてくださり有り難うございます。いつも笑顔を絶やさず誰とでも仲よく会話し、思いやりのある素敵な先輩です。皆さんから慕われている、いやアイドルの坂本弥生さんも「何でも手伝います」と謙虚な姿勢で良く働いてくださいました。感謝!
58年卒の岩下晴美さんはなますに使う鯨を根気よく小さく切ってくれました。手が鯨臭くなったでしょう?本当に有り難うございます。
53年卒の三輪美之さんは早くから会場に来てくれ味見をしたり盛りつけを手伝ったりしてくれました。これからは男性も進んで仲間になって欲しいと思います。「猶興の男性よ!どんどん厨房に入るべし」
52年卒の有馬佐知子さんや58年卒の金子みどりさんは片付け上手!使った調理用品を手際よく片付けてくれました。
49年卒の安達紀美子さんや土肥千鶴さんは控えめな佇まいながら野菜をカットしたり混ぜ寿司をパックに詰めたり黙々と働いてくれました。控えめながらも酢味噌の味付けには「もう少し甘くね。」など的確な指示を出してくれる頼もしい人です。他の方も手伝ってくださり会が始まる30分前にはすべての料理が完成しておりました。

誰が言い出したかは記憶にございませんが、ここは「猶興女子会」ではなく「猶興婦人会」であると。そして皆さんで大笑いをし「猶興婦人会の底力、ここにあり!」と感じたひとときでした。母親たちが婦人会で活躍していた年齢に近づき母親たちのまねごとが出来たことに喜びを感じました。社会やまわりの人の笑顔のために皆と協力して活動することが自分の生きる喜びに繋がるような気がします。打ち上げの一杯がさらに美味しいお酒になりますね。たぶん、お手伝いしてくださった皆さんも私と同じ気持ちではないかと思います。

12時30分に35年卒の故伊崎満雄さんへの黙祷から会は始まりました。女子会に温かい眼差しを向けてくれ女子会のポスターまで作ってくださった伊崎さん、有り難うございました。心よりお悔やみ申し上げます。合掌
増山義也同窓会会長の鯨の歴史にまつわる挨拶に続き北松会の亀山弘行会長より祝辞をいただきました。乾杯の音頭は幹事の鈴木万千子さん、穏やかな微笑みを浮かべ陽だまりのように温かく人を包んでくれる先輩です。「私どもの故郷平戸、生月は、なんと言っても捕鯨で栄えたという歴史がございます。この機会に子どもの頃に食べた鯨の味を思い出しながら、お互いの親睦を深められたらと思います。我が猶興館東京同窓会及び猶興女子会の更なる発展と、本日お集まり頂きました皆様のご健勝とご多幸を祈念致しまして、乾杯!」と大役を務めあげました。

美味しいミンク鯨の刺身、鯨の竜田揚げ、最高級のさらし鯨とぬた味噌、鯨のなます、おまけにいりこのなます、じりじり鍋(鯨のすき焼き)などがテーブル一杯に置かれました。美味しいお酒も加わり楽しい会食の時間となりました。

皆さんがほろ酔いの頃、浅草民謡酒場追分より安藤兄弟をお招きし津軽三味線を元気よく披露してもらいました。さらに三味線をバックに45年卒の御崎京子さんが♪長崎ぶらぶら節♪を歌ってくれました。

♫長崎名物 はた揚げ 盆まつり
秋はお諏訪のシャギリで 氏子がぶうらぶら
ぶらりぶらりと言(ゆ)うたもんだいちゅう♫

艶のある歌声で御崎さんにピッタリの歌です。これからも歌い続けて欲しいと思いました。

最後は53年卒の瀬戸孝之さんのライブです。松山千春の歌も良かったね。いつも気安く要望に応じてくれるので有り難く思っています。

今回は皆さんが楽しみにしているスピーチ(感想または近況報告)は時間の都合上割愛させて頂きました。

最後のお礼の言葉は幹事の田島キミヨさん、挨拶の中で「女子会といえども男性も大いに参加して欲しい。いい女はいい男が作り、いい男はいい女が作ります。」と話しておりました。私も同じ意見です。女性は男性より学び、男性は女性から学び、お互いを高めていけたらと思っております。
これは余談ですが自分の奥さんにいつもきれいでいてもらいたい人は褒めてあげてください。口が裂けても「おまえ、最近老けたなあ」とか言ってはなりません。言われた途端、10歳位は身も心も老け込んでしまいます。妻が老けたと思ったらあなたの責任です。今まで以上に褒めて労りましょう。「素敵な女性は男性が作り、魅力的な男性は女性が作る」という言葉は私の持論です。
人を褒めるときはまず、素敵だと思うことです。人は褒められると嬉しいし、自然と笑顔になります。褒める達人になり家庭もまわりの人にも笑顔の花を咲かせましょう。

閉会の15時になり混ぜ寿司のお土産を持って皆さんはそれぞれお帰りになりました。
本当に有り難うございました。
次回も楽しい企画で皆様にお目にかかりたいと思います。

*猶興女子会の記事が同窓会誌に掲載されます。令和2年5月ぜひ同窓会誌を手にとってご覧ください。またコロンブス1月号(月刊誌)にも掲載されます。(文責 大浦悦子)

 最後に簡単なレシピを掲載致します。

じりじり鍋  ほとんどすきやきと同じですが、鍋が温まったら本皮鯨(3~4㎜幅ぐらいにスライスしたもの)を入れて油を出します。油が出たら鯨の赤肉、割り下を入れ野菜(白菜、長ネギ、しらたき、焼き豆腐、椎茸、人参『梅や桜の型で抜く』を入れます。煮えたら卵をつけて食べます。締めはうどん
【割り下の分量4人前】 酒400cc 上白糖200g 濃口醤油300cc
酒を火にかけてアルコールをとばす。上白糖、濃口醤油を入れてもう一度沸かす。 
割り下のレシピは千代田区神田錦町のそば酒房福島さんより教えて頂きました。

鯨のなます 本皮の鯨を細く切っておく。大根を千切りする。現代はスライサーでさくさくと千切りにする。
人参は彩りに使うので少なめに千切りにし大根と一緒に塩を振ってしばらくおく。ある程度したら大根等を絞る。ボールに鯨、大根をいれて酢、砂糖で調味する。

リクエストがあり、いりこのなますも作りました。いりこはあたまとはらわたを取り大根とあえる。調味料は酢と砂糖。生月では焼いた剣先を細かくむしり大根とあえてなますにしました。これも絶品です。

さらし鯨 たっぷりの水を鍋に入れさらし鯨を入れる。(こうすると鯨が固くならない)
そして火をつける。ときどき菜箸でまぜる。沸騰したらすぐにザルに取りボールに入れて流水で洗う。洗いすぎはいけない。塩気がほんのり残る程度。洗ったら水気を絞り皿に盛る。付け合わせにキュウリの塩もみを添え酢味噌でいただく。もちろん醤油でいただいても美味。

混ぜ寿司  具の材料(約1升分)あくまでも目安です。
ゴボウ 中1本 乾し椎茸(戻しておく) 3枚 高野豆腐 1枚 ちくわ1本 かまぼこ1本
具の作り方
① ゴボウはささがきにする。他の材料も小さく刻んでおく。
② 鍋に水を入れだしパックなどでだしをとる。最初ゴボウだけを煮る。
③ ゴボウが少し柔らかくなったらその他の材料を入れて煮る。
④ 酒、砂糖、みりん、薄口醤油、濃口醤油などを少しずつ入れて味を見る。
⑤ 味が整ったら火を止めて味をなじませる。

寿司酢の作り方(基本の分量)
・酢600cc ・砂糖700g ・塩40g
鍋に酢、砂糖、塩を入れ混ぜながら中火で煮る。(透明になるまで) *沸騰はさせない

混ぜ寿司の手順
米1升に塩10g入れて炊く(水は寿司飯分量)
ご飯が炊きあがったら、すぐに寿司酢2.5カップ(500cc)とイチョウ切りにした人参を入れてふたをして10分蒸らす。
寿司桶にご飯を入れ、温めてザルに入れておいた具を少しずつ入れ混ぜ合わせる。(具は汁を絞りすぎない)
錦糸卵(卵3個)、桜でんぶ、塩ゆでした絹さや千切りを彩りよく盛りつけする。

混ぜ寿司のレシピは平戸市根獅子の川上利惠子先生より教えて頂きました。

仕入れ先一覧
(有)吉善商店 平戸口様(平戸市田平町)
  じりじり鍋用赤身鯨
  なます用本皮
  さらし鯨
白孝屋様(平戸市川内町)
  川内かまぼこ
  アルマド
舘浦漁業水産加工場(平戸市生月町山田免)
  揚げかまぼこ
川上利惠子先生(平戸市根獅子町)
  寿司の具
  自家製味噌

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